閉眼法要とは?改葬の際に古いお墓には閉眼法要を行いましょう。

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閉眼法要(へいげんほうよう)とは?

お墓を改葬するときは開眼法要とは反対に、墓石から魂を抜いて、ただの石に戻す閉眼法要を行います。
この法要のとらえ方は、宗派によって違い、呼び方が異なります。

古い墓石に宿った仏の魂を抜きとる供養ととらえる宗派では、閉眼法要、御魂抜き(みたまぬき)、お精抜き(おしょうぬき)、あるいは、撥遣(はっけん)と呼びます。
一方、浄土真宗では、魂を抜いたり、入れたりという考えをせず、鎮座していた場所を移っていただくという意味で、遷仏法要、遷座法要と言います。

閉眼法要の御布施

閉眼法要そのものに対するお布施の額は、年忌法要、開眼法要と同様に考えます。

開眼法要の場合は、慶事ととらえて祝儀袋を用いるしきたりもありますし、年忌法要や葬儀の場合は不祝儀袋を使う方もいますが、閉眼法要は、慶事でも弔事でもないので、白封筒に御布施と表書きします。

なお、寺院墓地から墓を移す場合に、改葬を機にその寺院の檀家でなくなることになります。
そのような場合に、いままで先祖の供養をしていただいた寺院に対する感謝のために、お布施もあわせて行うことが一般的です。
しかし、このお布施はあくまで檀家としての気持ちを表すもので、契約解除金ではありません。
近年は離檀料という言葉も聞かれますが、そのような表現は本来存在しません。
使わないようにしましょう。

離檀料に気をつけよう

改葬時に法外な離壇料を請求されたといった古いお墓があった寺院とのトラブルが増えています。
お墓を移すということは、その寺院の檀家を離れることですから、寺院にとって歓迎できる話ではありません。
寺院側には、ご先祖代々の遺骨を預かっている、遺族に代わって毎日供養しているという自負もあります。

最近は、突然、「来月新しいお墓に移しますので、こちらのお墓は撤去します。改葬証明書をください。離壇料はいくらですか」といった事務的な改葬を通告するような人も増えているようです。
以前からも改葬は行われており、従来、改葬を考える人は、寺院に事情を説明し、よく話し合ったうえで墓を移す準備を始めました。
墓を移す際に、いままでお世話になりましたというあいさつとともに、けじめのお布施を払うことはあっても、離壇料という言葉を使うことはありませんでした。
離壇料という言葉が、寺院と檀家、どちらの側から生まれたかは定かではありませんが、料金のような表現は、仏教の教えからは遠く離れたものです。

トラブル回避のために前もって僧侶や親族に相談を

改葬をめぐって、親族や兄弟の間で意見がまとまらないこともあります。
この問題も、寺院との問題と同様、決めてから事後報告したり、事務的な手続きを先に話したりすることで問題が生じることが多いようです。
確かに当然、遠くて墓参りがたいへんなので墓を移すや、墓じまいすることにしたと、何の前触れもなく言われては、感情的なしこりも残ることでしょう。
いままであるお墓のことを、寺院も親族も大切なものと考えています。
ですから、具体的な行動に移す前に、お墓と先祖を大事に思う気持ちを寺院や親族に伝えて、丁寧に事情を説明して、相手の理解を得るようにしましょう。

改葬の問題だけではないですが、事後通告だけでなく、事前に誠意をもって相談し、良好な人間関係を保っていれば、トラブルは起きにくいでしょう。

新しいお墓には開眼法要と納骨法要を行う

移転先の新しいお墓に、古いお墓から取り出した遺骨を納めるときには、開眼法要と納骨法要を行います。

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