1分でわかる!仏壇の買い替えの流れと注意点

仏壇の買い替えの場合も、当然古い仏壇の処分をしなければなりません。

古い仏壇の処理は、新しく仏壇を購入する際に、仏壇店に相談してみるとよいでしょう。
大手の仏壇店の多くは、仏壇を買い替える際に古い仏壇を引き取ってくれます。
今までお世話になった古い仏壇には、感謝の気持ちを込めて、けじめの閉眼供養を行います。

また、新しく迎えた仏壇に対しては開眼法要を行います。

なお、仏壇を買い替えたときだけでなく、本尊や位牌を新しいものにした時も、閉眼供養と開眼供養を行います。

仏壇の買い替えの流れ

仏壇を買い替える場合は、次の流れになります。
1つずつ確認して、確実に押さえていきましょう。

①菩提寺に連絡、相談する

新しい仏壇に買い替えたいことを菩提寺の僧侶に伝えましょう。
適切な仏壇店を紹介してもらえたり、仏壇を選ぶ際のポイントなども教えてもらえるでしょう。

②新しい仏壇の購入

仏壇店で宗派に沿った仏壇・仏具を購入します。
その際に、古い仏壇があることを伝えて、引き取ってもらえるか確認しましょう。

③搬入日の決定

新しい仏壇の搬入、古い仏壇の引き取り、閉眼法要と開眼法要は、同時に行うのが一般的です。
菩提寺と相談して、日にちを決めましょう。

④閉眼供養と開眼供養

古い仏壇と新しい仏壇を並べて、閉眼供養と開眼供養を営みます。

⑤古い仏壇の搬出

新しい仏壇を購入した仏壇店に古い仏壇を引き取ってもらいます。
供養後に処分してもらえます。

仏壇を移動・引っ越しする場合

自宅の引っ越しや実家の仏壇の引き取りなどの理由で仏壇を移動するときには、移動前に閉眼供養、移動後、新しい場所に仏壇を安置した後には開眼供養を行います。
本尊と位牌を動かすということなので、場所を移す前後に2回法要を営みます。
どちらも菩提寺の僧侶に依頼するのが理想ですが、移動前後のどちらかが菩提寺から遠い場合には、近くにある同じ宗派のお寺を紹介してもらいましょう。

宗派によっては、閉眼供養にあたる遷座法要のみのこともあるので菩提寺に相談しましょう。

仏壇の搬出や搬入は、できれば仏壇の取り扱いに慣れた業者に依頼しましょう。
そして、大切な仏具は自分の手で移動させましょう。

仏壇の移動の流れ

①菩提寺に連絡する

引っ越しの1ヵ月ほど前までに寺院に連絡して、移転の日程を伝えて閉眼供養と開眼供養の依頼をします。
現在、仏壇のある場所と菩提寺が遠い場合、あるいは移転先と菩提寺が遠い場合も、まずは菩提寺に相談します。
菩提寺の僧侶が両方に出向くのが難しいときは、近隣にある同じ宗派の寺院を紹介してもらうなどします。

②引っ越し業者の手配

仏壇は一種の工芸品で、デリケートな細工が施されているので、取り扱いに慣れた業者に依頼するようにします。
仏壇専門の引っ越し業者や仏具店が経営する業者もあります。
菩提寺に連絡した際に、紹介してもらうのも良いでしょう。

③閉眼供養

引っ越しの前日までに行います。

④仏壇の搬出入

転居にともなって仏壇を引越す場合には、他の荷物をすべて運び出してから最後に仏壇を搬出して、新しい住居には一番最初に仏壇を搬入するのがしきたりとされています。
ただし、仏壇を大切にするという思いから生まれた方法と考えられ、絶対的な作法ではなく、順番にこだわらない僧侶もいます。

⑤開眼供養

次期に厳密な決まりはありませんが、祥月命日や年忌法要が近ければ、あわせて営むこともできます。

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