遺影の写真の選び方
遺影の写真は、なるべくきれいなものであればどんな写真でも構いません。
故人が気に入っていた写真がある場合はそれを使うのがベストです。
最近は生前に遺影を撮っておく人も少しずつ増えています。
そうでない場合は、服装や背景は修整処理が可能なため、故人らしい表情でなるべく正面を向いたものを選びましょう。
また、正面を向いたもの、カメラ目線のものがなくても、少し斜めを向いている写真であれば問題ないでしょう。
できれば、顔が大きく写っているものがよいでしょう。
また、かしこまったものよりも柔らかい表情のほうが印象がよいでしょう。
ただし、あまりに若すぎる昔の写真や病気でやつれた姿の写真は避けましょう。
遺影写真は新しいものからと思いがちですが、その必要はありません。
病気で弱った時の写真よりも、むしろ元気だったころの写真のほうが故人らしさが引き立つでしょう。
遺影に使いたい写真は事前に用意しておくとよいでしょう。
住所録などと同じように整理しておくと、いざという時に対応しやすくなります。
遺影を手配する際は写真を葬儀社に渡す
遺影を手配する際は、写真を葬儀社に渡すと、ネガがなくても遺影用の大きさに引き伸ばしてもらえます。
その他、背景や不安な部分がある場合でも消すことができるので、希望があれば伝えます。
また、カラー写真をモノクロにすることや、衣服を別のものに差し替えることも可能です。
引き伸ばした写真は、額に入れて黒いリボンをかけて、祭壇に飾ります。
遺影のフレームを準備する
遺影用に使う写真の準備ができたら、額に入れて黒いリボンをかけて、祭壇の中央に飾ります。
なお、最近ではモノクロではなく、カラー写真で、笑顔の遺影が主流になっています。
スマホやデジカメから遺影に加工するサービスもあります
ユニクエスト・オンラインは、葬儀の予約で代金を割り引く早割などに加えて、スマホやデジカメの写真からでも見栄えの良い遺影を作成するサービスを2016年11月15日より新たに開始します。
サービス名は、NOCOS(のこす)で、スマホやデジカメの撮影画像を6,000円で遺影に加工するサービスです。
写真の加工技術を持つプロの写真家が手がけ、
- しわやしみを消したり、ひげの形の加工などの美顔加工
- 写りこんだ人や物を消して隠れている体や顔を復元する修正加工
- 来ている衣類を喪服に変える
- 背景を花模様に変える
などができます。
注文はインターネットからで、まず、顧客は遺影に使いたい写真のデータをアップロードします。
その後、電話打ち合わせをして、2週間で届けられます。
データ加工だけでなく、印刷も請け負う場合には、写真と額のセットで10,000円までです。