1分でわかる!火葬にかかる時間はどれくらい?火葬時間の目安を教えます

火葬にかかる時間

火葬にかかる時間は1時間半から2時間ほどです。

そのため、この間は控え室で待機して、喪主や遺族は茶菓子などで僧侶や参列者をもてなすのが一般的です。

火葬を待つ間の控え室では、世話役や近親者が同行者に茶菓などでお清めとしての接待を行います。
遺族は静かに座って待ち、必要以上に動き回る必要はありません。
ただし、故人の供養にもなるので、思い出話などには応じましょう。

「本日はお忙しいにもかかわらず、お付き合いくださいましてありがとうございます。父も喜んでいると思います」
「あいにくの寒さでしたのに、ご夫婦そろってありがとうございます。どうぞ最後のお別れをしてやってください」
「どうぞご遠慮なくお召し上がりください。母の生前の話などお聞かせ願えますか」
などと、軽くお酌がてら、お礼を言いましょう。

火葬の流れ

①出棺

②火葬場への移動

出棺後に火葬場へ向かうのは喪主のほか、遺族や近親者、生前に故人と特に親しかった友人・知人などです。
僧侶も一緒に向かう場合は、喪主と同じ車に乗ってもらうようにします。

火葬場に行くのは、親戚全員でなくても構いません。
つながりの深い方だけで問題ありません。

火葬場に行くマイクロバスや、待ち時間にいただく軽食などの準備もあるので、事前に人数を確定しておく必要があります。

③火葬許可証の提出

火葬許可証は、火葬の許可が下りたことを証明する書類です。
火葬を行うには、火葬許可証が必要で、これは市町村役場が出します。
この許可証がなければ、火葬することはできません。

火葬場では、まず係員にこの火葬許可証を渡します。
多くの場合、お葬式の間、葬儀社に預けておけば、火葬場まで持ってきてくれて、手続きを済ませてくれます。

係員に火葬許可証を渡したら、棺を霊柩車から降ろして炉の前に安置します。

④火葬場係員への心づけ

慣習となっている場合が多く、民営火葬場などで係員への心づけは火葬の前に渡すのが原則です。
火葬場の係員(公営施設を除く)、霊柩車、ハイヤー運転手などですが、3,000~5,000円が目安です。
白い袋に入れて、葬儀社に預けて、その都度、渡してもらうことも可能です。

⑤読経・焼香

棺は炉の前には祭壇用の小机があります。
そこに持ってきた位牌と遺影を飾り、安置します。
その他の燭台、生花、供物、香炉などは火葬場で用意してくれます。

用意した祭壇の前で、僧侶が読経と焼香をして納めの式を行います。
僧侶がいない場合は、火葬場係員の指示に従って、焼香だけ行うようにします。
喪主、遺族、近親者などが故人と血縁の深い順に焼香、合掌、礼拝をします。

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⑥火葬

納めの式を終えると棺を炉に収めて火葬します。
火葬には1時間半から2時間ほど時間がかかります。
そのため、この間は控え室で待機して、喪主や遺族は茶菓子などで僧侶や参列者をもてなすのが一般的です。

⑦骨上げ

火葬後は炉から出された遺骨を骨壷に収める骨上げを行います。

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分骨するときは

分骨したいときは、分骨用の骨壷や錦袋を用意してもらうため、前もって葬儀社に伝えておきます。
分骨するお骨は骨上げのときに火葬場の係員が分けてくれます。

分骨は、菩提寺が遠いので近くの墓に納めたい場合や、菩提寺の墓だけでなく、宗派の総本山に納めるときなどに行います。

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火葬にかかる料金・費用

火葬だけでも、搬送・役所への手続き・火葬場の予約・遺体保全処置などに加えて、火葬料金がかかります。
火葬料金は、公営で約1万円、民営だと最低5万円程度かかります。
そのため、トータルで最低20万円くらいの費用が必要になってきます。
これに僧侶にお経をあげてもらう、仏名をいただく、納骨、というように別途お金がかかってきます。

火葬するだけのお金がない場合

火葬にもこれだけのお金がかかりますので、もし、火葬するだけのお金もないのであれば、葬式を行うことはとても難しいでしょう。

しかし、補助金を足しにする方法もあります。
国民健康保険または健康保険などの医療保険に加入していれば、保険加入者の葬儀を出した人に葬祭費埋葬費という補助金が支給されます。

金額は、
国民健康保険の場合、自治体によって金額は異なりますが3~10万円
健康保険の場合は加入者の標準報酬額の1ヵ月分
です。
ただし、10万円未満の場合は、一律10万円の支給となります。

この他に年金からの支給もあります。
保険料を3年以上納めた人で、老齢基礎年金も受けないで亡くなった場合に家族に支給されます。
金額は保険料を納めた期間により異なりますが、3年で12万円、最高で32万円です。

どちらも申請しなければ支給されません。
申請期間は2年で、また申請時に領収書が必要となります。

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