3分でわかる葬儀の世話役とは?会計係や受付係についても解説

身近な人が亡くなったあと、遺族はさまざまな手続きや葬儀の準備などに追われることになります。
そのような状況で、葬儀を円滑に進めるためには、手伝いをしてくれる人が必要になります。
その役割を担ってくれるのが葬儀の世話役です。

世話役の役割

自宅葬や大規模に行う場合などは、進行や雑用を仕切る世話役を決めます。
その他、世話役は、喪主、遺族に代わり、受付、会計なども引き受けます。
喪主と一緒に葬儀社や僧侶と打ち合わせをしたり、受付や弔問客の接待など仕事は多岐にわたります。

喪主や遺族は僧侶や弔問客への対応に追われるため、葬儀の実務は世話役が受け持つのが慣例です。
故人に付き添い、弔問を受けなければならない喪主や遺族に代わって、通夜、葬儀の進行や雑務を取り仕切ってもらうのが世話役です。
世話役には、故人や遺族の事情に詳しく、信頼できる人が適しています。

個人の一般的なお葬式では、受付、会計の係だけを経てる場合も多いですが、自宅葬や会葬者の多いお葬式の場合には、仕事が多いため、複数の世話役が必要になります。
葬儀の形式や規模によって変わりますが、世話役の主な仕事は会計、受付、進行、接待などです。

世話役は通常、親戚、遺族の友人、会社の上司や同僚、町内会や自治会の役員などから選びます。
なお、世話役は遺族側の人間となるため、必ず喪服を着用します。

世話役代表は信頼できる人にする

大規模な葬儀での葬儀委員長でもある世話役代表は、喪主や遺族側の考えを他の世話役に伝えて、世話役を統括するまとめ役となります。
人間的にも人望があり、指導力、統率能力に長けている人が適任です。
喪主と親交のある親戚、故人の友人、近所の人などから選びます。

最近は世話役を置かないことも多い

ただし、最近では、喪主の役割を兄弟姉妹、親戚などで分担するなど、最近は世話役を決めないケースも増えており、よほど大きな式でない限り、中心となって指揮を執る世話役は立てるケースは少なくなりつつあります。

最近は自宅ではなく、葬儀式場で葬儀を行うことも多いので、実務をそこのスタッフに任せて、世話役を置かないケースも多くなっています。

最近では、葬儀式場もインターネットで探すことができます。
葬儀式場を探している場合にはシンプルなお葬式小さなお葬式など、定額で安心して利用できるサービスを検討しましょう。

手伝いは積極的にお願いしよう

しかしながら、お葬式は雑用が多く、受付、会計などは規模にかかわらず必要になり、遺族にも大きな負担がかかります。
その場合は、会社の同僚、親戚、友人や近所の人などに手伝ってもらう場合が多いようです。
遺族は手伝ってくれる人がいれば、お願いしましょう。
遺族と交流があり、信頼のできる親族や友人が適任です。
また、手伝いを依頼されたら、進んで協力をしましょう。

どこまで頼むかは、葬儀の式場や参列者の人数によって変わります。
まず、世話役代表を務めてくれる人を決めます。
早急にお手伝いが必要な場面は、受付係、道路・駐車場案内(車両係)などで、これらの人たちはただちに弔問客を迎える準備に入らなければなりません。
規模によっては、他に湯茶係、返礼品、携帯品にも人が必要となる場合があります。
喪主と他のお手伝いの人たちとの連絡は世話役代表に任せます。
葬儀社にもアドバイスを求めましょう。

世話役が通夜振る舞いの席につくタイミング

仕事が終わり、葬儀社や遺族からの案内があり次第、席について参列者としていただくことが多いようです。

通夜・葬儀ではこんな仕事があります

お葬式全般

葬儀社との打ち合わせや弔電の整理、弔辞の依頼など

接待

通夜振る舞いの準備・手配、僧侶・弔問客・会葬者に対するもてなしなど

女性で食事やお茶の支度を手伝うときには、割烹着かエプロンなどを持参します。
色は黒か白で地味なものを用意しておきましょう。

受付・会計

弔問客の香典を預かり、記帳をお願いします。
会葬礼状、返礼品を渡します。

受付の服装は略礼装で構いません。
長い髪はまとめて、遺族側の一員として失礼のないように配慮しましょう。
会葬者にはありがとうございますと、遺族側の立場でお迎えします。

会場整理

弔問客や会葬者の誘導、案内

葬式・通夜で必要な主な係

通夜、葬儀を行うときは、次のような係が必要です。
お願いするのは親族、近所の親しい人、職場の人などがよいでしょう。

お金を扱う会計係と受付は、親族、信頼のおける友人などにお願いします。
斎場で行う場合は、葬祭業者が代行してくれることがありますが、会計係と受付係は引き受けないことが多いようです。

喪主

葬儀の最高責任者です。
葬儀全般の決定権を持ち、弔問を受ける要の人です。
後の供養までを考えて、故人と最も縁の深い人から選びます。

世話役

葬儀社との打ち合わせにも出席して、喪主と相談しなが通夜・葬儀の全般を取り仕切る各係のまとめ役です。

会計係

  • 香典や葬儀に関するお金の出し入れを管理
  • 喪主から預かった現金の出納管理
  • 精算
  • 出納帳の記入

など、葬儀に関する経理全般を担当します。
受付係から渡された香典を記帳、管理し、雑費の出納を行います。
多額の現金を扱うので、親戚か勤め先の親しい人から選びます。

受付係

  • 会葬者の受付
  • 供物・供花の受け取り
  • 記帳簿の管理

通夜、葬儀の席で、弔問客に会葬者名簿に記帳してもらったり、香典を預かったり、受付を担当します。
香典は早めに会計係に渡すようにしましょう。
葬儀の30分前には受付を開始します。
芳名帳や香典・供物帳、筆記用具を忘れないようにします。

余分なスペースがない場合や、派手な葬儀を避けたいなどの理由で供物を辞退する場合には、お礼を述べて、丁重にお断りします。
もし、辞退できずに届いてしまった場合には、返却せずに受け取ります。

規模に応じて次のような係も設けられます。

車両係

参列者用の車両やマイクロバス、霊柩車の誘導を行います。

  • 駐車場の確保
  • 駐車場への案内
  • 車両整理
  • 火葬場へ同行する人数の確認
  • ハイヤーやマイクロバスの手配

携帯品係

弔問客の荷物を預かり、間違えないようにします。

手荷物係

預かり札の用意をします。
弔問客の荷物の管理を行います。

下足係

預かり札の用意をします。
弔問客の下足の管理を行います。

進行係

世話役代表や各係と、僧侶、葬儀社との打ち合わせを行い、連携してスムーズな進行を図ります。
弔電を整理したり、告別式の司会進行を務めます。
弔辞や弔電紹介を行うだいたいの時間を設定しておくと便利です。
また、焼香の順を読み上げるときのために、名前の読みと出欠を必ずチェックしておく必要があります。

司会は葬儀社に依頼することもでき、葬議社スタッフが担当することが多いです。

規模に応じて次のような係も設けられます。

式場係

僧侶、弔問客、会葬者の控え室や式場までの誘導と案内を行います。
また、供物や供花の並べ方の点検、冷暖房の整備なども行います。
会葬礼状を用意した場合は、渡し忘れなどのないように出口で会葬者に手渡すようにいます。
葬議社スタッフが担当することが多いです。

返礼品係

返礼品、香典返しを渡す

宴席係

通夜振る舞いなど宴席のしたくや手伝い

台所・接待係

弔問客や僧侶をもてなし、通夜ぶるまいの料理の準備、手配を担当して、関係者の食事を用意します。
各世話役の食事の手配も忘れないようにします。
人手が足りない場合は、人員手配を葬儀社に依頼することもできます。

規模に応じて次のような係も設けられます。

接待係

僧侶や弔問客、会葬者への接待を行います。

台所係

通夜ぶるまい、精進落としの席での料理の手配と配膳を行います。

道案内係

最寄り駅からの会場案内と地図貼り

駐車場係

駐車場への案内

その他の係

お手伝いをしてくれた人にはお礼を渡す

世話役、受付、会計、交通整理や案内など、お手伝いをしてくれた人にはお礼を渡します。
お世話になった霊柩車の運転手、マイクロバスやハイヤーの運転手、火葬場の係員などにもお礼を渡します。
なお、公営の火葬場での心づけの受け取りは禁止されています。

封筒は無地の白い封筒にし、のし・水引はなしにします。
相手に不幸があったわけではないので、金包みの体裁は白封筒にします。

表書きは、志(こころざし)または御礼(おんれい)にします。
これらは、宗教を問わず使える表書きです。
毛筆か筆ペンで、普通の墨で書きます。

相手に不幸があったわけではないので、薄墨にはしません。

喪家の姓または喪主の氏名を「志」よりもやや小さめに、毛筆か筆ペンで普通の墨で書きます。

お礼は、葬儀終了後、できるだけ早い時期に渡します。

金額は、地域の習慣や関係に合わせますが、世話役に1万~2万円、その他は3,000~5,000円前後が目安です。

目上の人へのお礼を現金でするのは、失礼とされることがあるので、その場合は商品券などを贈ります。

職場の人にお手伝いをお願いしたお礼には、現金は渡しません。
心づけとして菓子折りなどを葬儀後にお礼を兼ねて持って行きます。
会社員で社内の人が大勢手伝ってくれたような場合は、ひとりひとりにお礼を渡すのは大変です。
人数に合わせた菓子折りや飲み物などでも失礼にはなりません。

自宅葬は大変?

自宅葬では、世話役を置くのが一般的です。

最後は自宅から送ってあげたいと考える人が多い一方、自宅葬は大変と言われます。
実際、祭壇を置くスペースや、通夜振る舞いの部屋の確保、弔問客の接待など、遺族の負担が大きいので、よく検討する必要があります。

また、ご近所への配慮も必要となります。

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