3分でわかる!葬儀の後にやること:葬儀後の事務処理、会計処理、あいさつ

葬儀後、世話役などから葬儀事務の引き継ぎをしてお礼をします。

葬儀後の事務の引き継ぎ

葬儀がすんだら、世話役や手伝いの人などにまかせていたこと、特に金銭の授受や立て替えなどの引き継ぎは、早めに済ませることをおすすめします。
疲れているとは思いますが、精進落としの直後に行うようにしましょう。

葬儀後の事務の引き継ぎ

世話役から次のものを受け取ります。

  • 香典
  • 香典帳、供物(供花)の記録帳
  • 会葬者芳名帳、弔問客の名刺
  • 弔辞、弔電
  • 出納帳(会計の収支記録)
  • 領収書、立て替え分請求書
  • 現金

その後、会計係と収支記録と残金の照合をして、領収書と合っているか確認します。
葬儀費用は相続税の控除の対象になるので、領収書は必ず受け取りましょう。
香典は、香典帳と現金の照合をします。

これらの処理はできれば、精進落としが終わった後か、翌日中にはすませましょう。

葬儀後の会計処理

葬儀の主な費用は次の4つです。

  • 葬祭業者への支払い
  • 宗教者へのお礼(お布施)
  • 飲食代(通夜ぶるまいや精進落とし)
  • その他(心付け、タクシー代など)

葬儀の数日後、葬儀社から葬儀費用の請求が届きます。
請求額は、参列者の人数などにより、見積もりとは異なる場合もあるのでチェックが必要です。
請求書は明細書と見積書の金額をよく照合して、十分に内容を確認してから支払うようにしましょう。
請求額のほうが多くなっている場合は、会葬者が増えるなど、見積もり後に変更が生じた分のことが多いようです。
明細書がないなど、不明点があれば問い合わせましょう。
遅くとも1週間以内には支払いましょう。
なお、特に世話になったと感じる場合は、別に心づけを包んでも構いませんが、特に気にする必要はありません。

そのほか、通夜振る舞いや精進落としの支払いも必要です。
あとから費用の全てを精算する際に、いくらかかったのかがわかるように領収書や収支記録はとっておきましょう。
繰り返しになりますが、葬儀に関係した費用は相続税の控除対象になるので、大切に保管しておく必要があります。

また、故人が病院で亡くなった場合は、病院への支払いも忘れずに行います。
お世話になった医師などへの挨拶も兼ねて、葬儀の翌日か翌々日には出向きましょう。

葬儀関係の出納帳の記入例

日付 内容 入金額 出金額 残高
4月1日 手持ち現金 200,000 200,000
2日 長男○○拠出 250,000 450,000
3日 次男○○拠出 200,000 650,000
4日 僧侶へのお車代 30,000 620,000
5日 香典 776,000 1,396,000
僧侶へのお車代 50,000 1,346,000
お手伝いへの心づけ 10,000 1,336,000
精進落とし飲食費 134,000 1,202,000
6日 僧侶への御布施 350,000 852,000
挨拶回りの交通費 2,160 849,840
7日 葬儀社への精算 450,000 399,840
8日 生命保険金 3,000,000 3,399,840
合計 4,426,000 1,026,160 3,399,840

忘れ物に注意する

葬儀式場で葬儀を行った場合は、忘れ物をしないように確認します。
遺骨や遺影、位牌など、まさかと思うものを置き忘れるケースもあるためです。

また、葬儀社から受け取るもののうち、持ち帰れるものは、その場で受け取っておきます。

葬儀社から受け取るもの

  • 会葬礼状や返礼品などの残り
    後日弔問に来た人に渡します。
  • 死亡診断書のコピー
    生命保険金請求などの際に必要です。
  • 供物、供花
  • 葬儀社に預けた印鑑 など

世話役へのお礼

世話役代表や葬儀委員長には、後日出向いてお礼を述べますが、葬儀当日にお車代を渡してもよいでしょう。

1分でわかる!御車代・お車代の金額や表書きについて解説

一般の世話係にも、丁寧にお礼を述べて、必要に応じてお礼として現金を包みます。

後日、世話役代表や葬儀委員長に挨拶に出向くとき、手土産を持参することも多いようです。
現金の場合は、白封筒に入れて御礼とします。
その他、ビール券や仕立券つきのワイシャツ生地などを持参することもあります。

寺院・協会へのお礼

葬儀でお世話になった宗教者への謝礼とあいさつまわりは、葬儀の翌日か、遅くとも翌々日までに行うのが基本です。
喪主だけでなく、遺族代表と2人で出向くと、より丁寧です。

精進落とし後にお礼(お布施)を渡すこともありますが、そのような場合でも、今後の法要の打ち合わせも兼ねて、あいさつには行ったほうがよいでしょう。
寺院に向かう前には、先方の都合を確認するのは忘れないようにします。

寺院へのお礼は、受戒や、通夜・葬儀・火葬の導師を務めていただいたお礼を一括にして包みます。
謝礼は表書きを「御布施」として白封筒に入れて、袱紗に包んで持参します。

葬儀の謝礼については、規定料金を設定しているところもあるので、確認した上で現金を包みます。
規定がない場合は、葬儀の規模、宗教者の人数や地位などを考慮に入れて包む金額を決めます。
また、「どのくらいでしょうか」と直接尋ねても構いません。
尋ねても具体的な金額を提示してくれない場合は、葬儀社、世話役、檀家、氏子総代などに相談しましょう。
協会なら信者の長老に相談します。

僧侶へのお礼

仏式ではお布施と言い、神式・キリスト教式ではお礼と言います。
仏式に限りますが、仏名をつけてもらったお礼として仏名料が必要になってきます。
また、通夜ぶるまいや精進落としに僧侶が出席しなかった場合は御膳料を、お寺で葬儀を営んだ場合は式場費として御席料を渡します。

お礼の金額がわからないときは、葬儀社の人に相談するか、素直にお寺や神社、教会に尋ねます。

3分でわかる!お布施の相場は?お布施の表書きの書き方、封筒などについて解説!

謝礼の包み方

お札は、奉書紙に包むか、白封筒に入れます。
表書きは、宗教にあわせて筆または筆ペンを使います。
ふくさなどに包んで、小さな盆や菓子折りに載せて渡します。

寺院へのお礼は、仏名のお礼、通夜、葬儀を通じてのお経のお礼など、その都度渡すこともあります。
葬儀後一括して渡す場合はまとめて包んで、御礼もしくは御布施と表書きします。

神社への御礼は斎主とその他の神官、楽員、それぞれを別に包んで、御礼御神饌料と表書きします。

教会への御礼は献金として包み、牧師や神父、オルガン奏者や聖歌隊には、個別に御礼として包むことが多いようです。

お世話になった人へのあいさつ

喪主は、葬儀の翌日か遅くとも初七日までに、故人が生前お世話になったところへあいさつに出向きます。
行く場所は、隣近所(町内会)、故人の勤務先などで、介護施設や病院に入っていた場合はそこにも足を運びます。
特にお世話になった相手には菓子折りなどを持参します。

故人が在職中で勤務先にあいさつをするときは、事前に電話連絡をするのが礼儀で、菓子折りなどを持参することもあります。
事前に総務課などへ電話をかけて、必要な手続きなどについても問い合わせておくとよいでしょう。
直属の上司や同僚、部下などには丁寧にお礼を述べて、あいさつがすんだら、ロッカーなどにある故人の私物を持ち帰ります。
遺族厚生年金の請求や給与精算などの各種手続きも、あわせて行うとよいでしょう。

出向く際の服装は、準喪服か地味な平服を着用します。

遠隔地などで訪問できない場合は、電話にてお礼を述べてもよいでしょう。
直接あいさつに行けない場合は、礼状を添えて菓子折りなどを送ることもあります。
弔問には見えずに、弔電や供花、供物、香典を送ってくれた人には、礼状を送ります。

故人の勤務先へのお礼状の例

先日は、亡き夫○○○○の葬儀にご会葬いただきまして、ありがとうございました。

突然の事で、皆さま方には大変ご迷惑をおかけしましたが、お力添えにより、滞りなく葬儀を終えることができました。
家族一同深く感謝申し上げます。

皆さまの励ましのお言葉が、今の私どもの支えです。

今後ともお世話になることがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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