3分でわかる!社葬とは?企業が主催して行う社葬について解説

社葬と合同葬のどちらにするかは、そのときの状況に合わせて決定します。

社葬とは?

会社の創業者や経営者など会社に多くの貢献のあった方が亡くなったときに、その会社が主催して行う葬儀です。
団体葬とも言われます。

対象になるのは、創設者、会長、社長、などといった人から服務中に不幸があった社員も含める場合があります。
社葬の葬儀次第は、遺族の意向や修派、または日程によって多少異なりますが、会社の威信にかかわる行事なので、会社が管理して、念入りな準備をして葬儀に臨みます。
費用も会社が全額負担します。

社葬の準備

個人葬と社葬とを分けて行う場合と、両者をかねて行う場合があります。
本葬儀には、葬儀を主催する企業が中心となってすべてが進行するようになります。

死亡通知・死亡広告

社葬の死亡通知は、社内・社外に文書で通知します。
社内では社内通達文書や掲示板で各部署に通達して、外部からの問い合わせに統一の取れた対応ができるようにします。
その他の社外には通知状や新聞広告で通知しましょう。

遺族との打ち合わせ

社葬は、自宅や菩提寺で密葬してから死後改めて行います。
社葬の了解を遺族から得られたら、葬儀委員長が弔問をかねて訪問して、打ち合わせを行います。

打ち合わせでは、次のことを確認します。

  • 故人関係事項確認
    氏名、生年月日、逝去年月日、享年、死亡場所、死因など
  • 葬儀の日時・場所
    斎場電話番号、地図、案内など
  • 宗派・寺院
    故人の生前の宗旨に従う

なお、葬儀社は社葬の経験があるところを選びましょう。

社葬のスケジュール

  • 死亡当日=仮通夜
    仏式では仮通夜に僧侶に枕経をあげてもらいます。
  • 二日目夜=密葬通夜
    親族や親しい関係者のみが集まります。
  • 三日目=密葬・個人葬
    出棺式の後に火葬場へ向かいます。
  • 社葬前日=社葬通夜
    荼毘にふされた遺骨を祭壇に安置します。
    社葬通夜を省略したり、遺体のまま社葬を行う場合もあります。

喪主、遺族、総議委員長は、ブラックスーツか黒羽二重の五つ紋の正式礼装です。
実行委員は、黒の略礼装、ネクタイ、靴下、靴を着用します。

仏式の社葬の進行例

葬儀式(葬議場)

  1. ご遺骨・ご霊位の式場到着
  2. 参列者入場
  3. 葬儀式 開式の辞
  4. 喚鐘・奏楽
  5. 導師式衆入場
  6. 読経
  7. 焼香
  8. 式文告知
  9. 弔辞拝受
  10. 弔電奉読
  11. 葬儀委員長 挨拶
  12. 喪主挨拶
  13. 読経
  14. 指名焼香
  15. 参列者焼香
  16. 奏楽
  17. 導師式衆退場
  18. 葬儀式 閉式の辞

告別式(葬議場)

  1. 告別式 開式の辞
  2. 一般参列者 焼香
  3. 告別式 閉式の辞
  4. 遺骨霊位帰邸

神式の社葬の進行例

  1. 遺族・親族・参列者着席
    遺族側が入場、着席します。
  2. 神職者入場
    神職が入場します。
  3. 閉式の挨拶
    司会者による挨拶をします。
  4. 祓詞奏上
    祓えの詞を奏上します。
  5. 修祓
    神職によるお祓いを行います。
  6. 喪主一拝
    喪主が神殿に一拝します。
    また、参列者もそれにならいます。
  7. 献饌
    奏楽が奏でられる中、代表者が供物を捧げます。
  8. 斎主祭詞奏上
    斎主による祭詞の奏上を行います。
  9. 弔辞の拝受
    参列者代表による弔辞を読みます。
  10. 弔電の紹介
    参列できない人の弔電を読みます。
  11. 玉串奉奠
    玉串を捧げます。
  12. 喪主一拝
    喪主が神殿に一拝します。
    また、参列者もそれにならいます。
  13. 神職者退場
    神職が退場します。
  14. 遺族代表挨拶
    遺族による参列者への挨拶をします。
  15. 神職者入場
    神職が入場します。
  16. 一般告別式
    一般会葬者が玉串を捧げます。
  17. 撒饌
    奏楽が奏でられる中、代表者が供物を下げます。
  18. 祭員一拝
    神職以下祭員が一拝します。
  19. 神職者退場
    神職が退場します。
  20. 閉式の挨拶
    司会者による挨拶をします。

無宗教葬の社葬の進行例

  1. ご遺骨入場
    代表者により遺骨を祭壇に設置します。
  2. 閉式の挨拶
    司会者による挨拶をします。
  3. 黙祷
    全員で黙祷を捧げます。
  4. 故人紹介
    故人の生前の経歴を紹介します。
  5. 式辞
    葬儀委員長による挨拶をします。
  6. 追悼の辞
    霊前に奉納します。
  7. 弔辞の拝受
    参列者代表による弔辞を読みます。
  8. 弔電の紹介
    参列できない人の弔電を読みます。
  9. 故人を偲ぶ
    音楽、映像などで故人を偲びます。
  10. 代表者による献花
    代表者が献花台に花を添えます。
  11. 遺族代表による謝辞
    遺族による参列者への挨拶をします。
  12. 閉式の挨拶
    司会者による挨拶をします。
  13. 一般者による献花
    一般会葬者からの献花を受け付けます。
  14. ご遺骨退場
    代表者により遺骨が祭壇から退場します。

社葬の弔辞

創業者への弔辞

本日、本社の創業者であり、また初代社長であられた、○○翁が永眠のときを迎えることになりました。
社員一同まだに痛恨の極みであります。

昨年の春ごろから病と闘い、ご加療中とは承知しておりましたが、早期に病魔を克服され、再びかくしゃくたるお姿をお見せしてくださると信じていただけに、逝去の報は、耳を疑う思いでありました。
真摯で誠実な人柄、積極的な行動力は、常に我々の指針でありました。
もっと教えていただきたいことが数多くあり、無念さを痛感するばかりです。

一家の大黒柱を喪されたご家族におかれては、そのご悲嘆のほどを察して余りあります。
くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申しあげます。

最後に、心より○○翁の御霊の安らかならんことを記念し、結びの言葉といたします。

社員代表の弔辞

株式会社○○代表取締役社長○○様の御霊の前に、社員を代表し、謹んでお別れのご挨拶を申しあげます。

現世の定めとはいえ、悲痛な現実に遭遇し、我々は為すことを知らぬありさまです。
社長は、豪放磊落なお方で、常に社員の先頭に立ち、ご活躍をなされながらも周囲に寛容で、慈父のごとく慕われたことは広く人の知るところであります。
また、その先見性のもと、我が社の基礎を不動のものにいたしましたことをはじめ、ご功績は枚挙にいとまがありません。
この上は、我々社員は一致団結し、社長の御遺徳、御遺業をさらに前進させてまいる決意であります。
それを御霊前に固くお誓い申しあげます。

御遺族の皆様方には、さぞ御心痛のこととお察しいたします。
お気落ちなされませぬようお願いいたします。
社長、後は私どもにお任せくださり、心安らかにお眠りください。

最後に社長のご冥福をお祈り申しあげ、弔辞とさせていただきます。

殉職者への弔辞

本日執り行います社葬に臨んで、故○○君の御霊前に、謹んで哀悼の意を捧げます。
○○君は我が○○株式会社にとって、欠かせない社員の一人でありました。
後輩諸君はもとより、先輩方からも、○○君の実績と見解は認められ信頼されておりました。
○○の開発も、○○君の強い意志と不屈の行動力があればこそ、他社に先駆け、我が社が大きな業績をあげることができたのです。
○○君の上司、同期の人、後輩たちは、○○君の残した愛社精神を受け継ぎ、今後の諸問題を乗り越えていく覚悟を固めたに違いありません。

また、良き父、良き夫を失ったご家庭のご悲嘆は、拝察するだに断腸の思いがいたします。
願わくば、○○君も静かなる世界から見守りつつ、この悲しみを乗り越える力を授けてあげてください。
○○君のこれまでのご苦労に対し、深い感謝を送るとともに、ここに永別の言葉を述べさせていただく次第であります。
○○君、安らかなる眠りにつかれんことを。

生徒代表の弔辞

○○先生…先生の遺影を前にいたしまして、ひと言お別れの挨拶をいたしたく思います。
○○先生が永眠されましたことは、まことに痛惜にたえません。
○○先生の業績につきましては、今更ですが、特にスタンダールの研究では、本国フランスでも高く評価されていますことは周知のことと存じます。
○○先生、私は先生に多くのお礼を申しあげねばなりません。
多大なご迷惑をおかけしながらも、どれだけ多くのことを教えていただいたか知れません。
特に、先生がフランスで研究されていたときのノートや貴重な文献をお借りするなど、面倒を見ていただきました。

これからは、あの慈愛に満ちた笑顔を見ることができず、誠に残念でなりません。
先生に学んだ幸福な時間を、これからの励みとすれば、試練も乗り越えていける気がしています。
先生、どうか安らかにお眠りください。

ただ先生の思い出に浸りながら、お別れの挨拶させていただきます。

学校葬

学校葬と呼ばれるものもあります。
これは、校長などの死亡に伴って行われるもので、葬儀の形式は学校の運営主体が宗教法人の場合にはその宗教で行われています。
故人が生前信仰していた宗教で行う場合や、音楽を中心とした無宗教形式で行うこともあります。

合同葬

会社の創業者や経営者が亡くなったときに、遺族と会社が合同で主催する葬儀です。

密葬

密葬についてこちらをご覧ください。

3分でわかる!密葬とお別れ会の準備と進め方

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