お墓の承継:お墓を承継するために必要な手続き

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お墓を承継したら管理者に届け出

お墓を承継しても、法的にはなんの届け出も必要ありません。

また、お墓は祭祀財産で、所属財産には含まれないので、承継しても相続税はかかりません。しかし、お墓を承継すると墓地の使用者となり永代使用権を得ることになります。
その後の管理料を支払い、法要を営み、寺院墓地では檀家としての務めを引き継ぐことになります。
そのため、お墓を承継するときは、墓地の管理者にはお墓を承継した届け出をして、名義変更などの手続きをする必要があります。
届け出の期限を定めている墓地もあるので、承継後も連絡をとらないまま期限を過ぎると、墓地の使用権を失ってしまうこともあります。
承継にあたっては、速やかに届け出ましょう。
寺院にも早い挨拶が肝心です。

ただし、届け出をするまでは承継したことにならないというわけではありません。
あくまでも墓地を使用していくため、墓地の所有者であり、管理者である墓地経営者に、事務手続き上、または墓地使用の契約の関係上、届け出るということです。

名義変更の手続きに必要な書類

墓地の名義人の書き換えに必要な書類は、墓地によって異なります。
また、旧名義人と新名義人との関係などによっても異なります。
通常は、墓地の管理事務所にある名義人変更の申請書、旧名義人の死亡が確認できる戸籍謄本、旧名義人と新名義人の関係がわかる書類などが必要となります。

名義変更手続きに必要な書類

それぞれの墓地や承継する人によって必要なものが異なります。

  • 名義変更申請書
  • 旧名義人の死亡が記載された戸籍謄本
  • 新名義人の戸籍謄本
  • 新名義人の住民票(本籍記載)
  • 墓地使用許可証(永代使用許可証)
  • 新名義人の実印と印鑑登録証明書
  • 旧名義人から指定されて承継する場合は、遺言書など
  • 親族以外が新名義人になる場合は、その理由書
  • 通常承継すべき者の同意書(印鑑登録証明書添付)

東京都立霊園の場合の名義変更に必要な書類

特に、東京都立霊園の場合は下記の書類が必要です。

  • 所定の申請書(申請者の実印を押印)
  • 誓約書(申請者の実印を押印)
  • 申請者の移管証明
  • 申請者の戸籍謄本
  • 使用者(名義人)と申請者の戸籍上のつながりが確認できる戸籍謄本など
  • 東京都立霊園使用許可証
  • 手数料1,600円
  • 郵送料として450円分の切手

なお、都立霊園の場合には、喪主の確認のため、会葬礼状、葬儀費用の領収書も必要になる場合があります。

名義変更手続きに必要な費用

また、手続きには手数料も必要です。
手数料の金額は、墓地によって異なります。
管理料が、未払いの場合にはその年度の管理料も必要です。
寺院墓地の場合は、手数料の他、お布施や寄付金が必要になることもあります。
管理事務所に必要書類だけでなく、手数料も確認しておき、スムーズに手続きできるようにしましょう。

遠く離れた故郷などのお墓を継いだときの対処法

親が亡くなって墓を継いだものの、遠方などの理由で管理義務を果たせそうもない、という悩みを近年よく耳にします。

このような場合には、大きく分けて3つの方法がとられます。

1.そのまま維持する

自分も将来その墓に入るつもりがあるなら、頻繁に訪れることができなくても、維持しておく必要があります。
放置すると、使用権を取り消されて、無縁墓になってしまう可能性があります。
墓地の管理者に事情を説明して、数十年分などまとまった管理料を払うなどの措置を取りましょう。

2.先祖の墓を墓じまいして、近くに親と自分の墓を新しく建てる

子や親族がなく、承継者がいない場合に、無縁墓になるのを避けるためには、先祖のお墓を永代供養墓や、共同の供養墓に改葬する方法があります。
先祖の墓は使用権を返却して、墓を処分します。
墓に入っていた遺骨は、永代供養墓などに合祀して、墓石は撤去して更地にします。
これがいわゆる墓じまいです。

3分でわかる!先祖代々のお墓を処分する墓じまいとその方法

3.先祖代々の墓を自分の住まいの近くに移す(改葬)

新しくお墓を建てて、先祖代々の墓の中に入っていた遺骨と親の遺骨をそこに納めます。
古い墓石を運び込める墓地もありますが、この場合も、元の墓地は更地にします。

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