3分でわかる!遺品整理業者・サービスの選び方と注意点

家の整理や片付けをすると、不用品は大量に出てきます。
また、粗大ゴミを処分するとなると、分解したり、搬出したりと労力も時間もかかります。
さらに、片付ける家が遠方なら、粗大ゴミの収集日にあわせて運び出すのも一苦労です。
そんなときには、プロの遺品整理業者に依頼すると良いでしょう。

遺品整理を業務とする会社は現在とても増えています。
しかし、それだけ信用できない業者が出てきているのも事実です。
信頼できる業者を見究めるコツをご紹介します。

遺品整理を業者に依頼する手順

遺品整理を専門業者に依頼する場合には、次のような手順で行います。
見積もりは必ず複数の業者から取りましょう。
専門業者を複数社ピックアップして、実際に状況をいてもらって見積もりを出してもらいましょう。

①業者に問い合わせる、業者を選ぶ

各地域の遺産整理業者をこの「はかナビ」で紹介していますので、お住まいの近くの業者にまずは問い合わせてみてください。
電話で問い合わせる場合には、その対応の丁寧さも依頼をするかどうかの判断材料にします。
電話では

  • 依頼者の名前
  • 住所
  • 連絡先
  • 見積もりの日程
  • 現場の状況
  • 依頼に至るまでの経緯
  • 今後の部屋の片付け方法

などを聞かれる場合が多いです。
スムーズに話が進むように、あらかじめ準備しておきましょう。

②業者に下見と見積もりを依頼する

見積もりは1社ではなく、数社からとって比較、検討します。
実際に部屋の状況を確認後に作成してもらうようにしましょう。
極端に見積もりが高い業者、逆に安い見積もりをだして作業を終えてから追加請求してくる業者、そのどちらも要注意です。

遺品整理士が家の下見に来た際には「何を、どこまでやってもらいたいか」を明確に伝えます。
荷物を全部片付けて欲しいのか、ハウスクリーニングもやって欲しいのかなどです。
親の家が賃貸契約なら借りたときと同じ状態にしないといけないのでハウスクリーニングが必要です。

その他、人形や仏壇のお焚き上げが必要か、権利書や銀行の通帳など探して欲しいものがあるか、などできるだけわかりやすくに遺品整理業者に伝えます。

また、業者の身だしなみやマナーなどをチェックすることも大切です。身だしなみがきちんとしていて、作業に取りかかる前に、故人の仏壇に手を合わせたりする業者は丁寧な仕事をすることが多いです。

③見積もりを確認する

業者から見積もりが出てきたら次のような点を確認します。

1)料金の内訳で不明な点がないか?

納得できない項目があったら、詳細を尋ねましょう。

2)料金が全体的に高すぎないか、安すぎないか?

いくつかの業者から見積もりを取ったら、明細を比較しましょう。
そして、その単価が他の業者と比べてあまりに高かったり、低かったりした場合には、尋ねてみましょう。
見積額を誤魔化さない業者、提示した金額に対して丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。

3)別途料金、追加料金の記載が正しいか?

遺品整理以外に、オプションでハウスクリーニングや廃棄物があれば、その処理費用なども記載されています。
廃棄物の運搬については、一般廃棄物の許可を持っている業者でなければ処理はできません。
依頼した遺品整理業者が廃棄物の許可を持っている業者を手配してくれる場合が多いので、その金額も確認しましょう。

4)見積書と一緒に契約書と同意書を交わすか?

優良な業者は見積書と一緒に、契約書及び同意書をきちんと交わします。
しっかり確認し、すべて読んでから契約するようにしましょう。

④業者と契約する、契約後、日程を決める

何社か見積もりを取って、対応のよさや費用に部分を見て、安心できる業者と契約しましょう。
そして、契約が決まったら、日程を決めて、より詳しく事前の打ち合わせをします。
また、業者による下見がある場合には、できる限り立ち会います。

業者に支払う料金は、通常、作業完了後の場合がほとんどです。
作業前に支払を要求してきた場合には気をつけましょう。
お金だけ持って行き、急に連絡がつかなくなったという例もあります。

⑤遺品の整理、仕分け、梱包をする

業者・日時・内容が決まったら、業者が入る前に、できる範囲で要・不要(処分)の仕分けをしておきましょう。

引き取る物で発送を依頼するものは、処分するものと区別して宛名先を明記しておきます。
保管するもの(金銭・有価証券類、貴金属類、思い出の品など)や形見分け・寄付するものも選り分けます。
それ以外は、片付け不要です。

⑥業者の整理作業、遺品の搬出・清掃をする

遺品整理の作業は通常1日以内です。
遺品が多い場合は数日間かかることもあります。

片付け当日はできるだけ立ち会うようにして、仕分けに際して指示を出します。
また、思いがけないところから貴重品や現金などが出てくる場合も多いので、それはきちんと受け取りましょう。

遺品搬出後に清掃に加えて消毒や脱臭を行うこともあります。

⑦最終的な立会いで確認する

すべての作業が完了したら、業者に料金を支払います。
直接その場で現金で支払う場合と後日振込みをする場合があります。
事前に確認しておきましょう。
領収書はきちんと受け取るようにします。

遺品整理業者に相談する時の9つのポイント

  1. 言葉遣いは丁寧か?
    氏名、住所、連絡先、見積もりの日程、現場の状況、依頼までの経緯、部屋の処理方法などをきちんとヒアリングしてくれるか?
  2. 作業完了までの手順をきちんと説明してくれるか?
  3. 見積もりに不審な点はないか?
  4. どこまで片付けて欲しいか?という点を細かくヒアリングしてくれるか?
  5. 買取品の有無があるかを確認してくれるか?
  6. 不要品の量の確認と対応方法について考え、きちんと説明してくれるか?
  7. お焚き上げ、ハウスクリーニングなど、追加の作業があるかの確認をしてくれるか?
  8. 当日立ち合いをできるか否かを確認してくれるか?
  9. 仮見積書を渡してくれるか?

遺品整理の費用の目安

  • 1K(作業員2名)5万円~
  • 1DK(作業員2名)8万円~
  • 1LDK(作業員2名)12万円~
  • 2DK(作業員3名)15万円~

1分でわかる!遺品整理の料金・費用の相場

遺品整理業者・サービスの選び方

実際に、遺品整理業者に依頼しようと思ったときにどうしたらよいでしょうか。
プロに依頼するにしても、どこに頼んだらいいのかわからないということもあるでしょう。

遺品整理の請負業者には、葬儀社をはじめ、運送業やリサイクル業、便利屋などいろいろな業者が参入しており、遺品の専門業者でなくても、遺品整理の業務を担ってくれる業者もあります。
業務内容や料金体系は業者によって大きく異なります。
依頼する場合には、遺品整理認定協会が認定した遺品整理士が在籍している業者に依頼すると安心かもしれません。

また、業務内容も遺品整理だけでなく、一時保管やハウスクリーニング、車の廃車手続代行などをオプションで行うところもあります。
必要な作業に応じてサービスを比較検討して、プロにサポートしてもらうとよいでしょう。

ここでは主なものをご紹介します。

遺品整理サービスの専門分野と特徴

①不用品回収業者

家の片付けを自分でした後、不用品やゴミの回収をしてもらうのに適しています。
運送業者でも対応しているところがあります。
回収と処分が主な作業になるので、比較的低料金でかつ短時間で済ませることができます。
ただ、不用品回収業者や運送業者、便利屋においても、遺品整理を行う業者が存在していますが、遺品整理の専門家であることは少ないので、依頼する際には業務内容を十分確認してください。

②リサイクル業者

不用品を買い取ってもらう場合に適しています。
古いものや壊れているものなどは買い取ってもらえませんが、なかには引き取って処分してくれる業者も あります。
相談してみるとよいでしょう。

③遺品整理業者

遺品の仕分けや不用品処分の専門家なので、なかなか家の片付けができないという方に向いています。
さらに、遺品の仕分けや不用品の処分だけでなく、遺品の供養、簡易清掃、特種清掃、家財等の買取、家屋のリフォームなどの業務に加えて、法的な遺産相続手続きまでサポートする遺品整理代行会社もあります。

遺品整理業者・サービスに依頼する際の注意点

事業者を選ぶ際に気をつけたいこと、確認すべきことは次の通りです。

業務内容はしっかり確認しよう

遺品整理を便利屋に依頼したところ、仕分けもしてくれると思っていたのに、仕分けをする遺品整理は別料金とされ、想定以上にお金がかかったというケースもあります。
業者に依頼する際には業務内容をしっかり確認して、後悔することのないようにしましょう。

依頼前に見積もりとサービス内容を確認する

親や身内の遺産整理をするとなった場合、ほとんどの人が初めての経験でしょう。
そのため、どのように頼んだらいいか分からないことでしょう。

管理会社や葬儀業者から、「当社の指定業者を紹介します」と言われることがあるかもしれません。
ただ、業者によっては料金やサービス内容に差があることがあります。

片付ける家があるエリアを担当している遺品整理業者を電話帳やインターネットで探して、少なくとも2~3社には見積もりを依頼して、サービス内容や料金を確認しましょう。

できるだけ見積もりには立ち会って、疑問に思うことは納得するまで質問をして、どれだけ誠実に応えて くれるかを選定基準にしてみてもよいでしょう。
料金で選ぶのではなく、どういう人がどのように遺品整理をして、遺品がその後どうなるのかを明確にし ている業者を選ぶことが大切です。

また、最近では、各社ホームページがあり、サービス内容や業務実績、利用者からの評判などを紹介して いるので、参考にしてみるのもよいでしょう。

見積もり前にはちょっと片付けよう

どうせほとんど捨てるものだからと、散らかったまま見積もりを依頼すると荷物が多いと思われてしまい ます。
処分できるものは片付けてから見積もりを依頼すると、比較的料金を抑えられる可能性があるでしょう。

家の解体を依頼する場合

家の片付けにおいて、一軒家を解体する場合に、もっとも費用がかかります。
そこで事前に確認すべきことは、解体工事業として都道府県に登録しているかということです。
重機などを使って家を解体して、廃材を派器物として適正に廃棄するためには登録が必要です。
ただし、土木工事業の建設業許可を受けている業者は登録しなくても解体できますので、家を建ててくれ た工務店に相談してみるのもよいでしょう。

また、産業廃棄物処理業の許可の有無についても必ず確認しましょう。
不法投棄など片付けに関する事業者とのトラブルが頻発していますので、必ず適正に廃棄物を処理してくれる業者に依頼しましょう。

知り合いから紹介してもらおう

知り合いに、自身が実際に依頼してよかったという業者を紹介してもらえるならそれが一番よいでしょう。
そうでない場合には、自分で信頼できるよい遺品整理業者を探す必要があります。
何社か問い合わせてみて、何をやってほしいか、どこまでやって欲しいかを話して見積もりを依頼しましょう。

遺品整理士のいる業者に依頼しよう

遺品整理士という資格は、遺品整理士認定協会が認定する資格で、この遺品整理士のいる企業に依頼することはおすすめです。

これらの業者は、遺品整理を専門でやっているのはもちろんですが、廃棄物処理業者や解体業者、葬儀屋、古物買取業者などの資格を有している場合もあります。
いろいろなネットワークを駆使して、効率よく対処してくれます。

遺品整理士に喜ばれる依頼主の特徴

遺品整理士という遺品整理のプロにとってどのような依頼主が喜ばれるのでしょうか。
ここでは遺品整理士に喜ばれる依頼主の特徴を紹介します。

何をして欲しいのかがより具体的である

業者に依頼する際の最大のポイントは「“何を”“どう”“どこまで”して欲しいのか」を具体的に詳しく伝えることです。
ハウスクリーニングまで頼んでもいないのにハウスクリーニングを勝手にしてお金を請求されたり、本当は探して欲しい大切なものがあったのに言うのを忘れてしまったり、などということがあるのと後にトラブルに発展する恐れもあります。

ある遺品整理業者は「お客様から大切な手紙がどこかの本の間に挟まっているので探して欲しい」という要望を受けて、作業員3人で数時間かけて何千冊もの本を1冊ずつ確認して見つけてくれた、なんて話もあります。

依頼者にとって恥ずかしくて聞きしづらいことであっても、親身になって耳を傾けるのが、遺品整理士の仕事です。
困ったことや見つからない大切なものがあったら、是非相談してみましょう。

細かく質問してくれる

見積もりの段階で、どんなに小さなことでも不明な点があったら、どんどん業者に質問することが大切です。

  • 見積もりの明細のわからない部分
  • 具体的にどういう作業をするのか?
  • 作業前に実は身内に話せない困っていることがあるが対応してくれるか?

などどんな些細なことでも構いません。
その受け答えと対処法によって、遺品整理士の実力や誠意を見究めることができます。

遺品整理業者との代表的なトラブルと対象方法

遺品整理のニーズは年々高まっています。
そんななか、誠意のある遺品整理業者もありますが、残念ながら心ない遺品整理業者も増えていて、トラブルが続発しているのが現状です。
また、ゴミの出し方をめぐってご近所とトラブルになるケースもあります。
よくあるトラブルを知って、トラブルに巻き込まれることを回避しましょう!

①高額・ボッタクリ請求、追加費用

遺品整理をする機会というのそう多くはありません。
そのため、遺品整理の費用の相場はあまり知られていません。
それにつけこんで、高額な金額を請求する遺品整理業者がいます。
また、事前の見積もりでは他社よりも金額が安かったにも関わらず、遺品整理の作業後に理由をつけて、高額な追加費用を請求するようなケースもあります。

その他、「無料で処分します」とトラックなどで回ったり、チラシ投函などをしている不用品回収業者などでもトラブルは多くあります。
例えば、トラックに積んだ後に「回収代が必要です」などと請求してくるケースです。
携帯電話番号のみや折り返してもつながらない会社、電話での不用品回収の勧誘をしてくる業者などには特に注意が必要です。

②不法投棄

激安の遺品整理業者によくあるトラブルです。
遺品の処分費用や手間を省くため、山奥や川底に不法に投棄する業者があります。
不法投棄された遺品の中に個人情報などがあれば、依頼者に連絡が来てトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
遺品整理の業者の連絡先が不明だと、依頼者が不法投棄をしたとみなされることも考えられるので、業者に遺品整理を依頼したら、必ず領収書や名刺などを保管しておきましょう。

③強引なリフォーム

賃貸住宅の遺品整理時にあるトラブルです。
遺品整理の作業後にもっともらしい理由をつけて、高額なリフォームを勧めます。
特種清掃が必要な場合を除いて、リフォームが必要となる遺品整理は穂頓悟ありません。
もし、リフォームをするなら、リフォーム業者に依頼するようにしましょう。

④貴重品の処分

遺品の中に埋もれている通帳や現金、貴金属などを一緒に処分されてしまうケースがあります。
遺品整理業者に悪意がなかったとしても、知識・経験不足から起こることも考えられます。
遺品整理にまつわる資格を有している専門業者に依頼することで、こういったトラブルを回避できる可能性は高まります。

⑤近所迷惑

雑に遺品や処分品を扱って、トラックに積み込んだり、運搬する際に大きな音を立てたり、私語が響いたりして、ご近所に迷惑をかけるケースがあります。
これは近所迷惑だけでなく、遺族である依頼者の心情を逆撫でしてしまうこともあります。
見積もりの際に担当者の人柄も確認するようにしましょう。

ゴミの出し方によるご近所とのトラブル

家の片付けでは大量の不用品が出ます。
これらは捨てるからと言ってぞんざいに扱わずに、ルールに沿って処分しましょう。
他界した人のものなら、きちんと処分することも供養になります。

地域のルールに沿ったゴミ出し

家の片付けや遺品整理では大量のゴミがでます。
それぞれ処分方法が異なりますが、ここでは一般的な処分方法をご紹介します。

  1. 地域の一般ゴミの日に出す
  2. 地域で指定されている方法で処分する
  3. リサイクル業者、不用品回収業者に依頼する
  4. 寄付する

地域のゴミの日に問題なく出せるものなら、ゴミの日を確認して、その日にあわせて出すとよいでしょう。
その前にゴミが出てしまう場合には、積み上げておく場所を確保しておきます。
玄関に近い場所のほうが、ゴミ出しはラクになります。

また、使用するゴミ袋は45リットルのものがおすすめです。
それより大きな袋になると重くなってしまい、持つときに破れてしまうこともあります。

ゴミの分別方法や出し方などは各市町村によって異なるので、該当地域の市町村のホームページや地域の役所などで確認しましょう。

ゴミの出し方への配慮

一般ゴミが大量になった場合、ご近所の目が気になることもあるでしょう。
そのよう場合には、自分でゴミ処理場に持ち込むという方法もあります。
ゴミ処理場へ持ち込む場合には、自家用車でも構いませんが、往復回数を減らすためにも軽トラックやワゴン車があると便利です。

不用品の処分のみを業者に依頼する方法もあるので、トラックを借りる費用と業者に頼む費用を比べて検討してみるとよいでしょう。

種類ごとの処分方法

不要なものはゴミとして処理することになります。
しかし、その種類によって処分方法が異なります。
パソコンや家電製品は特別な回収方法が決められているので事前に確認しましょう。

家庭から出されるゴミは大別すると次の3つに分けられます。

  1. 一般ゴミ
  2. 資源ゴミ
  3. 粗大ゴミ

1.一般ゴミ

家庭から排出される小型のゴミ。生ごみ類、紙類、布類、小型プラスチック容器包装類

2.資源ゴミ

再資源化が可能なゴミ。缶、ペットボトル、瓶、紙類、電池など

3.粗大ゴミ

耐久消費財その他の固形廃棄物。
ただし、排出禁止物(単品で重量100kg以上、長さ2m以上、体積2㎡以上のもの、家電リサイクル法対象のテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど)は該当しない。

タンスや食器棚など大型家具は分解して粗大ゴミとして処分できますが、状態が良いものはリサイクルショップに買い取ってもらうと処分費用を抑えられます。

家電リサイクル法の対象家電は、回収してもらうほか、新しいものはリサイクルショップに買い取ってもらうこともできます。

不法投棄は大きなトラブルになる

家庭ゴミも不法投棄すると罰金刑が科されてしまいます。
「誰のかわからないだろう」と捨ててしまうと、後々トラブルにつながる可能性があります。
上記のように、業者が不法投棄することもありますので、供養と処理方法を信頼できる遺品整理業者を探しましょう。

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