1分でわかる!菩提寺とは?菩提寺の意味について解説!

菩提寺とは?

菩提寺とは先祖代々のお墓があるお寺のことです。
葬儀や法要などの宗教儀礼はすべてその宗派の作法に従って行います。

家族が亡くなったらすぐに連絡をして、僧侶に葬儀に出向いてもらえるようお願いします。

菩提寺の僧侶への連絡と戒名の依頼

菩提寺があれば、死後すぐに連絡して、葬儀の日程や戒名について相談します。
菩提寺が遠方で葬儀に来てもらうのが無理であれば、同じ宗派の寺院を紹介してもらいます。

戒名は菩提寺から授けてもらいます。
菩提寺がない場合は、葬祭業者に紹介してもらいます。

本来は、枕経をあげてもらったあとに僧侶と打ち合わせをします。
しかし、枕経は省略して、喪主か親族代表がお寺まで出向いて打ち合わせをすることが多くなっています。

菩提寺がある場合には戒名に注意

菩提寺がある場合は戒名について注意が必要です。
寺院墓地では、同じ宗派の人以外は納骨できないことがほとんどで、異なる宗派の僧侶に戒名をつけてもらうと、遺骨をお墓に入れられなくなってしまうことがあります。
このような場合には、納骨をする前に菩提寺から戒名のつけ直しを求められるケースもあります。

まず、菩提寺に相談をして、遠方で難しいようなら、葬儀や戒名をお願いしても差し支えがない僧侶や寺院を紹介してもらいましょう。

墓地を承継することになった場合の菩提寺との付き合い方

故郷にUターンして、墓地を承継することになった場合、菩提寺との付き合い方はどうすればよいのでしょうか。

祭祀承継者として菩提寺とはこれまでと同じように付き合っていくのがよいでしょう。
両親が生前護持会費を納めていたなら、檀家として継続します。
護持会費とは、寺院墓地独特の費用で、寺院を支える年会費のようなものです。

ただし、寺院を支えるのは、経済的な面だけではありません。
毎月の行事の手伝いや、清掃の協力なども立派なお布施になります。

菩提寺との付き合い方でわからないことがあれば檀家総代に相談するのも1つの手です。

菩提寺との付き合いがない場合

最近では、核家族化が進み、菩提寺との付き合いが希薄になっているという家も増えています。
また、葬儀をした経験がなくそもそも菩提寺がなかったり、寺院の檀家になって付き合いをすることに抵抗があるという方も増えています。

そのような方でも、故人のための法要・法事をしっかりしたい!という思っている方は、僧侶の手配サービスを利用してみてはどうでしょうか。

僧侶の手配サービスには、株式会社よりそうのお坊さん便などのサービスがあります。

これらのサービスはネットでの予約が可能で、派遣されてきたお坊さんとは一度の読経ごとの付き合いとなり、檀家になるように勧められることはありません。
また、読経料、交通費、御膳料なども含んで定額で利用することができます。

菩提寺が遠方で、法要をお願いできないという方の利用も増えています。

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